8月19日(土)
おはようございます。
これは、先月、本堂大唐破風(おおからばふ)復元工事が終了した山形県西村山郡大江町にある巨海院(こかいん)様の鬼面(きめん)と鬼飾りの拡大写真です。鬼面は既に50年以上経過していたこともあり、色は剥がれ、下地木部の傷みが進み、見る影も無い状態でした。それをお寺様が専門家に依頼して修復復元したものを再度取り付けさせていただきました。工事前と比べると見違える様に立派になりました。外部なので風雪から保護するため上部に笠屋根が付いています。また、鬼面を取り付けている鬼飾りも腐れが酷かった為、弊社で新規に製作しました。宮大工がノミで掘って彫刻した型木を銅板で包んだ「叩(たた)き出し鬼」です。よく見ると銅板の凹凸が深いのがわかると思います。これも本式で手の込んだ鬼飾りです。