浄光山 玉昌寺 様
じょうこうざん ぎょくしょうじ
浄光山 玉昌寺 様
じょうこうざん ぎょくしょうじ





- 工事名
-
本堂新築工事
- 所在地
-
山形県中山町長崎
- 工期
-
平成25年4月〜平成26年6月
- 主要木材
-
ヒバ、欅、栗、杉
- 屋根材
-
銅版(強化ハゼ銅版一文字葺き)
- 延べ床面積
-
約198㎡(60坪)
- 工事名
-
本堂新築工事
- 所在地
-
山形県中山町長崎
- 工期
-
平成25年4月〜平成26年6月
- 主要木材
-
ヒバ、欅、栗、杉
- 屋根材
-
銅版(強化ハゼ銅版一文字葺き)
- 延べ床面積
-
約198㎡(60坪)
施工前
築200年以上の建物は老朽化が進んでおり、話し合いの結果、本堂を立て直すことになりました。およそ50年前、改修工事をさせていただいた弊社へありがたいことに設計・施工のご依頼をしてくださいました。
旧本堂は茅葺き屋根だったこともあり頭が重く、大きな地震がくると危険な状況でした。
施工前
築200年以上の建物は老朽化が進んでおり、話し合いの結果、本堂を立て直すことになりました。およそ50年前、改修工事をさせていただいた弊社へありがたいことに設計・施工のご依頼をしてくださいました。
旧本堂は茅葺き屋根だったこともあり頭が重く、大きな地震がくると危険な状況でした。
基礎工事
解体後に境内を再度地盤調査した結果、軟弱地盤であることが判明し、地盤改良工事も行うことになりました。
丈夫な基礎にするため太い鉄筋をダブル配筋にして組みます。92本の柱状改良工事を施した上に、丈夫な基礎を作ります。
基礎工事
解体後に境内を再度地盤調査した結果、軟弱地盤であることが判明し、地盤改良工事も行うことになりました。
丈夫な基礎にするため太い鉄筋をダブル配筋にして組みます。92本の柱状改良工事を施した上に、丈夫な基礎を作ります。
買い付け
太いヒバ材の芯去り材の柱は国内では求めることができず、最終的にカナダから購入することになりました。バンクーバー郊外にあるカナダ最大手の製材会社へ出向き、樹齢800〜1000年にもなる米ヒバの丸太群を選定し、本堂の柱材を取ることにしました。熟練の技師が超大型の製材機を操り、巨大な丸太を次々と製材していきます。比べ物にならないほどのスケールの大きさです。
巨大な丸太を回したり角度を調整しながら瞬時にいい面を探して製材していく作業は、まさにプロの技と感動しました。
日本に持ち帰り、弊社の乾燥用倉庫にて約1年間自然乾燥させます。
買い付け
太いヒバ材の芯去り材の柱は国内では求めることができず、最終的にカナダから購入することになりました。バンクーバー郊外にあるカナダ最大手の製材会社へ出向き、樹齢800〜1000年にもなる米ヒバの丸太群を選定し、本堂の柱材を取ることにしました。熟練の技師が超大型の製材機を操り、巨大な丸太を次々と製材していきます。比べ物にならないほどのスケールの大きさです。
巨大な丸太を回したり角度を調整しながら瞬時にいい面を探して製材していく作業は、まさにプロの技と感動しました。
日本に持ち帰り、弊社の乾燥用倉庫にて約1年間自然乾燥させます。
材料検査
乾燥したヒバ材の柱をどこに使うか、どの面を出すかなど、棟梁と慎重に打ち合わせしていきます。
ほとんど無節で四方柾(しほうまさ)の最上級品です。芯去り材にして使用するということで、入念な検討をおこないます。
材料検査
乾燥したヒバ材の柱をどこに使うか、どの面を出すかなど、棟梁と慎重に打ち合わせしていきます。
ほとんど無節で四方柾(しほうまさ)の最上級品です。芯去り材にして使用するということで、入念な検討をおこないます。
上棟式
ご住職より上棟式を執り行いました。気持ちのよい秋晴れの下、多くの方にご参加いただきました。
上棟式
ご住職より上棟式を執り行いました。気持ちのよい秋晴れの下、多くの方にご参加いただきました。
木工事
大間の折上げ格天井の天井板には無垢の秋田杉板を使用しており、なんともいい香りが本堂全体に漂います。
屋根や内部の造作も進めていきます。
木工事
大間の折上げ格天井の天井板には無垢の秋田杉板を使用しており、なんともいい香りが本堂全体に漂います。
屋根や内部の造作も進めていきます。
屋根工事
屋根は当社特許商品「強化ハゼ一文字葺き」にて葺いていきます。入母屋(入母屋)の箕甲(みのこう)は、一枚一枚型を取って葺いています。優雅な曲線を出すのが職人の腕の見せ所です。
屋根工事
屋根は当社特許商品「強化ハゼ一文字葺き」にて葺いていきます。入母屋(入母屋)の箕甲(みのこう)は、一枚一枚型を取って葺いています。優雅な曲線を出すのが職人の腕の見せ所です。
完成
すべての柱材にヒバの芯去材を使用。屋根は軒唐破風仕上げとし、力強さと流麗さが調和した立派な本堂となりました。
完成
すべての柱材にヒバの芯去材を使用。屋根は軒唐破風仕上げとし、力強さと流麗さが調和した立派な本堂となりました