内部の造作。
2022-02-19
本日は福島県伊達郡桑折町の満蔵寺(まんぞうじ)様へ。
写真は施工中の本堂内外部の様子。
耐震改修にあたり床高を調整した為、内部の鴨居及び敷居等の造作材も新たに施工していきます。
鴨居や敷居、長押(なげし)などの造作材の施工は、職人の技術が必要な部分。極力節のない性の良い材料を用い、一カ所づつ慎重に施工を進めていきます◎
桧の製材。
2022-02-10
本日は製材の立会い。
写真は買い付けてきた桧材を製材機にて加工している様子。
今回の材料は本堂の内陣に用いる框(かまち)材。長さ20尺(約6m)の桧材を、木の性を目視にて確認しつつ挽いていきます。
木の節は木裏側(中心に近いほう)が多く、かつ大きくなるる為、寸法を小さくする場合は特に注意して対応します。
用いられる姿をイメージしつつ、丁寧に挽いていきます◎
原木の確認。
2022-01-31
本日は原木の買付。
写真は現地の山に赴き、立木の桧(ひのき)を確認している様子。
「はさみ尺」と呼ばれる直径を図る道具を用い、樹皮や枝ぶりを目視しつつ伐採する木を選定していきます。
杉は約50年で丸太径300㎜に達しますが、桧は300㎜径に達するまで約80年を要します。そのような材を用いることが出来るのも、枝打ちなど、日々管理する林業の皆様の努力があってこそ。
一本一本の原木の歴史に思いを馳せると、このような材を使用する責任も同時に感じずにはいられません。あらためて木造建築について深く考えさせられる、貴重な時間でした◎
壁下地。
2022-01-22
本日は福島県伊達郡桑折町の満蔵寺(まんぞうじ)様へ。
写真は耐震改修工事中の本堂の様子。
土台の上に間柱等の壁下地を施工し、併せて必要な耐力を満たすべく、筋違や耐力面材を設置していきます。
今年の福島は例年に比べ積雪量が多いとのこと。特に安全には十分配慮しつつ、ひとつひとつの工程を進めていきます◎